いい映画でした。

「それだけが、僕の世界」

元チャンピオンですが、今は冴えないボクサー役のイ・ビョンホン。全くキラキラ感がなく、地味な役回りでしたが、素敵でした。

家庭内暴力の夫から逃げて、息子を捨てることになってしまった母親役は、ユン・ヨジョン。今年のアカデミー賞で助演女優賞をもらった彼女が出ているというので、観たいと思い応募した映画でした。

時には兄の思いを知らずに言い過ぎてしまう母親ですが、この母と兄妹の親子愛が素敵な映画でした。

中学生の時に家を出ていってしまった母との再会、初めて会ったサバァン症候群の弟とともに始まった3人の暮らし。

1回聞いただけで再現できてしまう、ピアノの天才の弟。

彼が大好きなピアニストとの縁から、運命は大きく変わっていきます。

弟と大の仲良しの大家さんの高校生の娘など、彼女をはじめ、まわりの人達は弟との関係がとてもフラットな感じ。障害も個性の一つというような感じで、驚きでした。

韓国文化院主催のオンライン映画上映会(無料)で、観ました。初めての参加です。

18時から22時までなら、何時でも観られるというシステムだったので、急に出社になって18時には間に合わなかった私には、とても助かりました。

韓国ドラマばかり観ていますが、韓国映画もいいですね。もっといろいろな映画が観たくなりました。