「デトロイト美術館の奇跡」、原田マハさん
実話に基づいたお話。
ノンフィクションではないけれど、デトロイト美術館が救われたのは事実らしい。
デトロイト市の破綻で、公務員の年金も払えなくなり、
市にあるものを売却しようとなったとき、
最も価値の高かったのが、美術館の作品たち。
その作品の多くは、寄付されたもの。
友だちに会いに行く、
と美術館へ通っていた亡き妻の思いを大切にした男性の小さな行動が、
美術館スタッフや多くの人々を突き動かしていく。
年金生活者を助けるか、美術館を守るかの選択を迫られたとき、
どちらかを諦めるのではなく、
どちらも救う方法を探すという道が選ばれた。
たった一つの作品でも、
友だちと思える作品に出会えば、
しあわせだ。
デトロイト美術館、行きたくなりました。
美術館も、しばらく行けてません。
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